さらば音楽界の良心

音楽評論家・黒田恭一氏の逝去に際し深く哀悼の意を捧げるとともに、慎んで御冥福をお祈り致します。

氏の著作のいくつかは、わたくしも持っております。
クラシックやオペラを非常に分かりやすく紹介した作品群は、初心者から通を任ずる方まで誰にでもお薦めできる名著揃いです。

一般には高尚な趣味・高度の教養と言って憚りのないクラシックやオペラは、それ故に難解な評論の温床と言って良いでしょう。
だからこそそうした対象を分かりやすく、平易に語るということは物凄い労力であったはずです。

知識もセンスも文章力も乏しい者が同じことをしたら
「半可通が素人相手の評論を書いた」
との誹りを免れないでしょう。
黒田氏の特異たるは、まさしくこの点にあります。
例えていうなれば、大学教授も幼稚園の保父さんもどっちだって出来る、懐の深さを持った方でした。

因みにわたくしは、すぎやまこういち氏の手による「組曲ドラゴンクエスト」を日本クラシック界の宝であると思っていますし、同意頂ける方も多いと思います。
そのライナーノーツの多くは、黒田氏の遺した作品となりました。

氏の著作に少なからず傾倒していたわたくしとしては、非常に残念であります。
お疲れさまでした。ありがとうございました。

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コメント / トラックバック2件 to “さらば音楽界の良心”

  1. 音楽界の偉人が次々と亡くなられていって残念です。個人的に評論家と言えば、何も評論しないオタク評論家・宅八郎を思い出します。宅八郎が残した物と言えば、森高人形とマジックハンドくらいでしょう。何を残すかで人間の大きさが分かりますね。

  2. walker3rd Says:

    あとは感想を述べてるだけの自称野球評論家、これは数が多くて始末が悪いです。

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